Twitterをみていたら「人件費の高騰で商品の値上がりをします→周りに給料が高騰している人がいない」というツイートをみて、派遣という非正規雇用で生きている社会人が何人いて、非正規雇用が社会人の半分を占めていることを伝えたうえで、「他人事」というキーワードについて深みが増していきますね。
二次下請けとか三次とか色々下請けで色々あるんですけどこれぐらいの費用があって、人件費がこれぐらいでっていう話がありまして、最終的に下の人間までいくらまで降りてくるの?って話になるんですよ。360万円が20万円まで落ちます。340万円は中抜きされています。と、非正規雇用もテンプルスタッフさんで26%ぐらい抜かれていて、それより酷いところがたくさんあるってのが非正規雇用の派遣社員の現状です。
誰かと比べたところで、この現実的な中抜きから抜け出すしかありません。三次なら二次へ、二次なら元請の会社行くか、自営業として元請会社を経由せず、顧客と直接交渉できる立場になるのが一番中抜きされづらい環境になります。どちらにしろ能力が試されます。
派遣社員についてですが、別の派遣会社に行くか、正社員採用を探すか、自営業になるか、色々な選択肢があるわけです。んで「他人事」というのは、こういう選択肢が多岐にわたる状態で「転職したらいいんちゃうか?」という軽く言われてしまうことです。
能力や運などがあって出来る人間はもちろんいますが、出来ない人間もいるということを知らないのでしょう。行動することが苦手な人間だっているのです。もしかするとそのあたりで精神的な病気を持っている可能性はあります。脳の病気という可能性もあるということも考えず、軽はずみに「転職したらええんやないの?」というわけです。
うつ病になって分かったことは、分からないことが分からなくなります。何に悩み、何に苦しんでいるかも分からない。そういう状況で頑張れと言われるのが、どれほど辛いのか。何を頑張ればいいんですか?これ以上…となるわけです。
そこで他人事という言葉が出てきます。僕がお伝えしたいのは、どういう仕事でどういう職場、どういう雇用契約状態なのか違ったとしても、何か言ってくる人は基本、他人事として言っています。言っていないと言ってる人がいたとしてもそれは100%自覚せず言い放ち、何も考えていない証拠なのです。
もしも何か言われたときは、基本愛想浮かべて笑って誤魔化す的なことをしておいてください。助けてくれません。本当に心配してくれている人は同じように傷付いたことがある人なので、距離感を大事にしてくれます。声掛け方も全然違いますので、すぐに分かります。
転職するなんて簡単に言わないで欲しいですよね。出来たら苦労しないんですよ。出来ないなら派遣会社で働いているのにね。
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